ジュニア・プログラミング検定合格への道(3)
8/31 2022
カテゴリー・Scratch
サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催するジュニア・プログラミング検定1級合格に向けての体験記です。
サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催するジュニア・プログラミング検定1級合格に向けて小学生の女の子の体験記です。
ジュニア・プログラミング検定に際して
前回は出題範囲についての説明をしました。
またその参考となるサーティファイからサンプル問題についても触れましたが、
このサンプル問題はあくまで参考であり、実際のテスト問題とは全く違うことを理解しておく必要があります。
今回、下の子供がBronze(3級)を受験しました。
サンプル問題は以下のような犬を十字キーで操作するレースゲームとなっています。
ジュニア・プログラミング検定Bronze(3級) お手本ムービー
本番の試験内容の詳細は説明出来ませんが、これを少し変えたものかと予想していましたが、
全く異なる問題となっており、出題範囲である
『複数の条件分岐や入れ子構造のスクリプトなどを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる』
の実力が試される問題となっています。
また、出題範囲を確認すると
イベントのメッセージに関しては Entry(4級) から出題されることとなっています。
その他、乱数もBronze(3級)から出題されます。
しかし、サーティファイからサンプル問題 Bronze(3級) ではこれらの内容は含まれていないのです。
その為、このサンプル問題を繰り返し練習して、時間通り出来るようになっていても
本番で違う内容が出題された場合に出来ない可能性があるので注意が必要です。
まとめ
最後のまとめになりますが、サーティファイからサンプル問題はあくまでサンプルであり、
出題範囲は以下の出題範囲表を確認しておく必要があります。
また、サンプル問題とは全く違う問題が出題されるという事を
子供にしっかり理解させておく事も大事なポイントです。
うちの子もテスト(Webオンラインテスト)が始まった瞬間に
今まで練習してきた問題と違いすぎて、ショックを受けていました。
落ち着いて考えれば出来る問題もこういった精神状態では出来るものも出来ないでしょう。
おすすめとしては、3級を受けるにしても1級までは一通りやってみる事です。
なぜかというと、実際の出題範囲から考えると3級の出題範囲と1級の出題範囲に大きな差がないからです。
また、1級のサンプル問題も出題範囲の内容が全て網羅されていないので、1級のサンプル問題は2,3級相当ともいえます。
※1級になるとクローンとリストの概念が出てくる。ただし、サンプル問題ではリストは出て来ないの注意!!
なにより、1級のサンプル問題が完成すると子供が楽しめるゲームであることがやる気UPと学習継続につながるでしょう。